当院からのお願い
頭痛というと軽い印象を持たれてしまうことがありますが、実際の当事者にとっては「何も手がつかない」「仕事に行けない」「人間関係に支障が出る」といったことも珍しくありません。
重篤な病気を放置してしまうこともあるのです。
病気を見逃さないためにも十分な検査をおススメします。
どうしても時間がない、本当に検査の必要があるのか?と疑問に思っている方やそのご家族さまは、まず下のチェックをご確認していただければと思います。
ご本人さまへ
脳疾患について頭痛を伴うものと頭痛を伴わないものがあります。だからこそ、未然に防ぐことができずに病気の判明が遅れてしまうことが多々あります。
以下の項目で簡単な判断をすることが可能です。大切な命をまもるためにもぜひ確認してみてください。
ご家族さまへ
このページを見られているということはご家族や近しい方の身を案じているのだと思います。
「本人は大丈夫と言っているけど、重い病気じゃないか心配」「病院行くことを嫌っていて、検査を受けてくれない」以下の質問で病気ではないか簡易的な検査をすることが可能です。
大切な方の命を救うためにもぜひ確認してみてください。
- 頭痛は、1週間以上切れ目なく続く
- 夜間、頭痛で目が覚める
- 閃輝暗点(せんきあんてん)がある
- 早朝、頭痛で目がさめる
- 痛みのある側の目が充血し、涙が出る
- 脈打つような痛みがある
- 頭痛は突然生じた
- 手足を動かしにくい
- 悪心・嘔吐を伴う
- しゃべりにくい
- 頭痛は片側の目の周りから始まる
- 体位によって頭痛が悪化したり、軽くなる
- 頭痛は1~2時間程度でいったんおさまる
- 咳・くしゃみで悪化する
この中で合計3つ以上チェックがつく方は即時検査をおすすめします。
1つでもチェックがつく方は注意が必要です。出来るだけ早めに検査を行いましょう。
また、あたまだけでなく、カラダや日常生活に異変が出るケースもございます。
下のチェック項目に沿って自身が脳疾患の疑いがないかセルフチェックしてみてください。
Check① カラダについて
- 頭痛は、1週間以上切れ目なく続く
- 歯をみせて「イーッ」とできない
- 手が震えてしまう
- 手足に力が入りにくい
Check② 日常生活について
- 頭痛は、1週間以上切れ目なく続く
- 急につまづくことが多くなった
- 急に不器用になり、文字が下手になった
- 敷居をまたぐ際にひっかかってしまう
- 急に言葉が出なくなった
- 階段の上り下りが少し怖い
- 早口で話されると理解しにくい
- 手のひらを上に向けたまま「前ならえ」をして
目をつぶり、5秒維持できるか - コップの中の水をこぼしてしまう
カラダや日常生活で1つでもチェックがつく方は注意が必要です。
MRIなど精密な検査を出来るだけ早めに行いましょう。
頭痛・脳疾患診療の流れ
1しっかりとした問診
2最新鋭のMRIを用いた検査
3検査後すぐ専門医による結果説明
4適切な治療の提案